二音一幕が目指す音
二音一幕では、まもなく最初の作品を公開します。
その前に、これからどのような音を届けていきたいのか。
作品を作るうえで大切にしていることを、この場所に残しておきたいと思いました。
これは、細かな制作方法や技術についてではなく、二音一幕が目指している作品のあり方についてのお話です。
何度でも、静かに聴き返せる作品を
音楽には、力強く心を揺さぶる作品もあれば、静かに寄り添ってくれる作品もあります。
二音一幕では、聴き終えたあとに少し肩の力が抜けるような、穏やかな聴き心地を大切にしています。
一度聴いて終わるのではなく、時間が経ったあとにも、
「また聴いてみようかな」
と自然に思い出していただけるような作品。
何度でも静かに聴き返せて、また聴きに帰ってこられるような音を、一曲ずつ丁寧に作っていきたいと考えています。
一曲ごとに、違う景色を描く
同じ歌声でも、同じピアノでも、曲が変われば伝えたい景色や感情も変わります。
明るさの中に寂しさがある曲。
静かな言葉の奥に、強い願いが込められた曲。
過ぎた時間を振り返るような曲。
一曲ごとに、その歌が持つ物語を考えながら、声の表情やピアノの強弱、音の広がりや余韻を組み立てていきます。
いつも同じ音に当てはめるのではなく、その曲にふさわしい姿を探すこと。
それが、二音一幕の作品づくりの始まりです。
技術ではなく、作品が残るように
歌声の調整やピアノの演奏、音の広がりや響きには、さまざまな技術を使います。
けれど、技術そのものを目立たせることが目的ではありません。
細かな調整に気づかなくても、自然に歌が心へ届くこと。
音づくりを意識しなくても、その曲の景色を感じられること。
技術は作品を支えるために使い、最後には音楽そのものが残る。
そんな形を目指しています。
これから、一幕ずつ
これから、一曲ずつ作品を重ねながら、二音一幕が目指す音を形にしていきます。
歌声とピアノをどのように組み立て、
その一曲の景色をどのように探しているのか。
作品づくりの根にある考えについては、
[二音一幕について]にまとめています。
そして、その考えが一曲の中でどのような音になるのか。
これから、一幕ずつお届けしていきます。